2008-07-21

トゥアレグ族が伊藤キムを見る―裏方はまだまだ続く(6) このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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7月14日は、カラジャ族のワークショップ&トゥアレグ族関連のシンポジウム(@アサヒ・アートスクエア)。奥多摩から帰ってきてすぐなのに、双方充実のパフォーマンスを見せてくれました。

シンポジウムの出演者は、伊沢紘生さん(人類学)、伊藤キムさん(振付家、ダンサー)、ズビダ・ララブさん(トゥアレグ文化研究、アルジェリアより来日)、毛利嘉孝さん(社会学)。アサヒ・アートスクエア(あの浅草の金雲ビルの中)は、楽屋フロアからガラス越しにホールを見下ろせるようになっているので、トゥアレグ族は砂糖たくさんのコーヒーを飲みながら、シンポジウムの様子をぼんやり見ている。そして「SATO!」(砂糖をちょうだいの意)と言って私を呼ぶ。

彼らはもちろん日本語が分からないので、雑談をしつつぼんやり見ているだけだったのが、伊藤キムさんのダンスワークショップの映像が流れるや、ガラスにへばりつき、食い入るようにスクリーンに集中する。映像が終わるともう出番。

続く15日はカラジャ族のロビーコンサート(@アサヒビール本部ビル1Fロビー)。カラジャ族がパフォーマンスを行っているあいだ中、気になっていたことがあって――客席側から舞台側(北東の方向)を見ると、舞台背面のガラス越しに、鉄塔の上で何か探知機みたいなものがくるくる回っているのが目に入るんです。それがカラジャ族の動きとぴったり合っていて、不思議な体験でした。お客さんはみんな気付いていただろうか。

写真は、カラジャ族がはるばる持ってきたおみやげ品のひとつ。あまりにかわいくて買いました。

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mari

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