例えばナンバーガールのファンだったら、
チェルシーQに行ってみたかったはずだ。
年齢的に間に合っていても、
リアルタイムではそんなイベントがあるだなんて、
知らなかった、
そうこたえるかもしれない。
無名だから見過ごしていた?
そう、無名だった。
じゃあ今はどうだろう、
音楽が好きだって言いふらしてるような人は、
無名の奴らに注意を払ってるだろうか?
この日はバンドも客も、
開演前から燃え上がっていて、
滅多に無い感動的なイベントになった。
大牟田という、
ほとんど音楽シーンが壊滅した土地から、
常に敵地に乗り込む気合いで、
福岡での活動を続けて来たバンドたちが、
一同に会し最高のライブを見せ付けてくれた。
ゲストの福岡勢も全力で迎え撃ってくれた。
みんな壊れる位に盛り上がっていた。
このイベントは大牟田に凄い奴らがいるって、
福岡の街に知らせるために組まれた物だ。
残念ながら、
もっとも訴えたい人々には、
気がつかれもしなかったようだが、
これを体験した人々はきっともう戻れないだろう。
私たちはこの夜、
何かすばらしいことに触れた。