2009-06-14

サブカルは40歳を過ぎると鬱になる このエントリーを含むはてなブックマーク 

最新号の「Quick Japan」で始まった吉田豪さんの連載。
今日購入して読む。

第一回のゲストはリリー・フランキーさん。以下の抜粋などは、こちらが考えていることと一致していることもあり、とても興味深かった(こちらはまだまだリリーさんの領域にまではもちろん至っていないが)。こちらの周りにも「サブカルは40歳を過ぎると鬱になる」の該当者が数人いるし。

吉田「クオリティを落とさないように頑張ろうとしても、体力が落ちてきちゃいますしねえ・・・」
リリー「そうなってきたら、そろそろ鬱病になる(中略)。ただ、次のステップのための反射が出る時期っていうのがあるんだよ。風邪ひかないために風邪の菌を打つ、みたいな。鬱にならない人って、自分はいいものを書いているつもりで「寒くなったな、あいつ」って言われているのを知らないまま一生生きてく。そんな人いっぱいいるでしょ。二~三年ちょっと鬱状態になって仕事も滞った人のほうがまだバネがつくと思う」
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吉田「リリーさんも、昔は取材する側でしたけど、そういう仕事はなくなりましたよね」
リリー「ないね。自然淘汰されていくから。取材しに行くっていうと、もう海外とかになっちゃうもんね。取材をしてたときに思ってたのが「私とは」みたいな感じの人に会う切なさっていうかさ。一生懸命さと下品さを履き違えてる感じの人に対して、「その人たちのためになる原稿を書けなくなってきたな、俺・・・」っていうのはあったと思う」
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吉田「ボクは大変な状況になってる個人を助けようとは思うんですよ。でも、状況を変えるのは無理だろうなって思っちゃいますからね」
リリー「俺はまず状況を変えたいんだよね。システムを変えたい。だから、なにかが変わった風景が見たいんだと思う。それが一番なのかもしれないね。自分のことを知ってほしいわけでも、なにか立派な仕事をしたいわけでもなく、なにかが変わった風景を見たいんだよね。・・・・・革命しかないかなあ? でも、それも面倒くさいしねぇ(笑)」
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わたなべりんたろう

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わたなべりんたろう

“「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督・主演コンビの傑作「Hot Fuzz」の公開署名運動をしています。 <Twitter> http://twitter.com/RintaroWatanabe ”