0９/0９/0９の今日、お散歩がてら青山のスパイラルへ。
フィンランドの映像作家・サンテリ・トゥオリの日本初個展
『命のすみか―森、赤いシャツ、東京』＠スパイラルガーデン（9/9〜27）
写真は、フィンランドの離島で約3 年をかけて撮影された最新作「Forest」（2009）で、スチール写真に同アングルで撮影された映像を重ね合わせるという手法を用いているとか。
不思議なことに、ただの映像を見ているよりも、実際そこに森があるような…吸い込まれそうな雰囲気を醸し出していて…思わずクラ～ッと目眩がした。
他には、子供が一生懸命シャツを着ようとする様子をスローモーションで捉えた『Red Shirt』（2003）など…いずれも日常の何気ない動作やごく平凡な木々などが、おだやかでゆるやかな時間の流れと共に、客観的かつ緻密に表現されている。
慌ただしい現代の日々にまみれている時は忘れがちだけど、気が遠くなりそうな時間をかけて絶え間なく繰り返される生態系でただただ佇んでいる…その一部であるhumanの私…なのだなあ。
…時にはこういう森林浴もいいかもしれません。
☆9/12（土）18：00～19：00には、サンテリ・トゥオリ＋港千尋（写真家／著述家）のアーティストトークも予定されているようです。
