2010-05-05

映画「息もできない」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

評判につられ見てきました。
子供の頃から家族の愛情に見捨てられて、大人になった男と、やはり色々と問題を抱えている女子高生との出会いから、互いの魂という部分から結ばれていくお話で、それをドキュメントタッチで、荒々しく生々しく描いていきます。
主演で監督のヤン・イクチュンの演技が大変に素晴らしく、女子高生役のキム・コッピなかなかの演技者なので感心。
正直に話すと、この映画、人によって捉え方はさまざまだと思うし、人それぞれで良いと思う。
主人公に共感できない人もいれば、ふたりの魂の交流から互いを開いていくシーンをどう思うが、これは映画が見ているひとりひとりにメッセージを投げかけているような気がするね。
映画のスタイル的な事を言うと北野たけし映画を見ているような気がするしね。
だから、無理にこの映画を良く言わなくても、分からなくても悪いわけでもない。

この手の作品って、作り方を少し変えただけで、駄作にもなりえる。
「パリ テキサス」や「グラン・トリノ」のような感覚を覚えたのは僕だけだろうか・・・
また、劇中に流れる音楽のセンスにも感心するばかりだ。

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ジャムハウス

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“映画が好きのウェブクリエーターです。”


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