2010-07-26

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公民館の右に細い坂道があり、何故か今日はそちらへ行ってみようと思いました。真っ直ぐに進むと、今日のランチと書かれた古い看板。ラーメン310円、カレーライス400円。安い・・

ガラス窓を通して覗く店内は、意固地な掛け時計の魔術によって恐ろしいほど無音な佇まいを告げ、鏡のように無表情なテーブルと椅子、さらにはそこで食事をしている客までもが非現実のもののように映りました。

埃を被ったクリームソーダを見つめている時、時刻はラストオーダーを少し過ぎたところでした。

明日、この場違いな食堂がまだこの場所に或る事を願ってその場をあとにしました。

Jessica
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“さて、語ることばは必ず応答を求めるものである―ジャック・ラカン”


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