2011-12-01

アルバート・メイスルズ監督「ポール・マッカートニーTHE LOVE WE MAKE 9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡」(試写)を観て。  このエントリーを含むはてなブックマーク 

冒頭、ポールが「9.11の時、どこにいたか」というインタビューに答えている。白人特有の高齢になってからのシワの多さに「さすがに老けたな」と感じていたら、次のカットがスタジオリハだ。ここでも「肉体もさすがにたるんじゃったなあ」と観ていたら、いきなりポールが「アイム・ダウン」を唄いだす。あのカールへフナーのヴァイオリン・ベースを持って!カッコイイー!やっぱロッケンローラーだぞ!いっきにビートルズに夢中になり始めた中学生時代に記憶が戻ってしまう。そう、1980年の幻のウイングス日本公演の時だ。チケット買ってたのに。徹夜で並んで!大麻で捕まりやがってポール!それから10年後の東京ドームでのコンサート。初日に観たぞ。アリーナ前から3番目で。ポール!「うちのカミサン、リンダでーす」なんてMCしやがって。「カミサン」なんて誰が教えたんだ。「MY WIFE」でいいじゃないか。
ま、それは思い出話として…この映画はもう一度、大画面で観てみたい。だって、ポールがニューヨーク45番街を歩いている姿なんて、もう神様が下界に降りていて渋谷センター街を歩いてるようなもんだ。観るぞ観るぞ。ポールが「レット・イット・ビー」をピアノを弾きながら唄い、間奏のギターソロは・・・クラプトン!泣けるぜ。観るぞ観るぞ観るぞ。(これって「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」以来じゃないか?)コンサート・フォーニューヨーク・シティへの軌跡の映画なんだけど、ファンとしては、そういうふうに観てしまいました。ま、ま、いいんじゃない。こんな映画の楽しみ方も。

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大倉順憲

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