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大倉順憲さんの日記

  • 2018

    7月

    16

  • クリント・イーストウッド監督 「ジャージー・ボーイズ」(DVD)を観て。

    ブロードウェイのヒット作を、見事に映像化している。さすがイーストウッド。途中、監督自身の若い頃がテレビに出てくるのもご愛嬌。エンディングの出演者全員によるダンスシーンが、すべてのカタルシスをくれる。クリストファー・ウォーケンがちょっぴり踊ってくれるのが、ファンとしてはなんとも嬉しい限りだ。やっぱり映画館で観とけばよかったなあ。


  • 2018

    7月

    03

  • ウディ・アレン監督 「女と男の観覧車」(新宿ピカデリー)を観て。

    7月2日(月)。ウディ・アレンじいさんの駄作。出だしは良いんだけど。ジュノー・テンプルの登場なんて、大向うが掛りそうだし。ケイト・ウィンスレットの肉付きムッチリボディは、人妻感バッチリだ。久しぶりに観たジム・ベルーシは、泣き笑いをきっちり演じ分けられる、アメリカの渋谷天外だ。役者がこんなに良いのに、なんなんだあの消化不良のエンディングは!もうろくしちまったのかよ。アレン!


  • 2018

    6月

    25

  • てがみ座 第15回公演 「海越えの花たち」(紀伊国屋ホール)を観て。

    6月21日(木)19時0列4番 脚本:長田育恵 演出:木野花 さすが井上ひさしさんのお弟子さん。徹底されたリサーチと反戦、日韓問題などの深いテーマを骨太かつ繊細に描かれていた。女性ならではの視点と切り口で。こんなムズカシイの俺には書けん。それにしても、朝鮮人という役柄を演じる役者陣も大変だったであろう。男前の軍人が、身体障害を背負う役柄を演ずる中西良太さん好演力演。先輩なのでヒイキ目に見ているの...


  • 2018

    6月

    14

  • 是枝 裕和監督 「万引き家族」(TOHOシネマズ新宿)を観て。

    何がいまさらリリー・フランキーだ。何がカンヌだ。安藤サクラがどうした。と、フテクサレテ観たけど。泣いた。ラストで。ゆり役の女の子。メチャメチャええやん。もう切なくて切なくて、子役使うの上手いなあ、是枝監督。しかし、ラストに救いが無いのが辛い。まあ現状の話としたら、ああいう結果になるのだろうけど。エンタテイメントで観たらキツイ。日本の貧困。なんでもかんでも「絆」というワードだけで取り繕っているマスコ...

    河瀬直美監督 「あん」(DVD)を観て。

    いまさらながら観た。原作があるせいか話の骨格がしっかりしているので(他の河瀬作品に比べて観ていて安心するのだが。あ、全作観たわけではないけど)、メインキャストと脇の演技の質が違い過ぎると感じた。希林さんや永瀬、浅田美代子さん、市原悦子さん、とても文句言えないほど上手なのだけど、女子中学生3人組と希林さんの孫のナチュラル感と比べると、ハッキリ言ってクサく感じてしまう。まるで、ドキュメンタリーの映像を...


  • 2018

    5月

    28

  • 企画・製作 東宝/ホリプロ 「シラノ・ド・ベルジュラック」(日生劇場)を観て。

    2018年5月26日(土)18時 1階G列25番。マキノノゾミ・鈴木哲也上演台本、鈴木裕美演出。 吉田鋼太郎の圧巻の演技。その求心力のせいか、谷畑聡らアンサンブルにも伝染し、隅々までも観ていて飽きない演出。100人斬りのシーンは、あっぱれとしか言いようがない。六角精児とのアドリブ、花王おさむさんへのツッコミ。文語と口語を巧みに演じ分けたセリフ。いわゆる商業演劇の芝居になっていないところが良かった...


  • 2018

    5月

    14

  • コクーン歌舞伎 「切られの与三」(渋谷シアターコクーン)を観て。

    5月10日(木)18時30分。2階B列26番。 与三郎を演じた中村七之助の見栄を切る場面で、完全明転(客席も)という演出。小劇場から培ってきた串田和美の見せ所、いや串田氏の見栄に観えた。特に三幕目の美術転換と照明、そして劇場全体を使う演出は、小劇場ファンにとってはうれしい。着物を召されたご婦人方には、どういうふうに映ったのだろう。笹野高史さんのキレの良い狂言回しが冴える。 お富さん、中村梅枝か。...


  • 2018

    4月

    23

  • エドワード・ギラン 監督 「さすらいのレコード・コレクター」(新宿ケイズ・シネマ)を観て。

    ディスカウント・チケットショップでチケットが1000円で売ってたんで観に行ったら…あら、前売1000円。正規の値段かよ。上映時間52分。しかもドキュメンタリー。まあ、いいか。アナログ・レコードの番組やってるし、何かネタにもなるか。と思ったら、あまりにもあっさりし過ぎてるぜ。「ロックは癌だ」「ロックが世界に広がって、素敵な音楽を潰した」という言葉には笑っちゃったけど。葉巻を咥えながら、ノリノリでSP...

    ジョン・ヒルコート監督 「欲望のバージニア」(TX)を観て。

    原題は、Lawless。無法地区。無法者。とでも訳すのか。邦題がイマイチだよな。 圧倒的に、寡黙でポーカーフェイスのトム・ハーディが良い。無骨だけど計算高い、田舎の青年を好演している。資料を調べると最初のキャスティングは、ライアン・ゴズリングだったのか。うむ。これもちょっと観てみたかったな。粘っこくて過剰な演技のガイ・ピアースも、ヒール役としてはこれぐらいがいいんだろう。キレキレ役でブイブイいわ...


  • 2018

    4月

    11

  • ニック・カサヴェテス監督 「きみに読む物語」(TX)を観て。

    吹き替えだったので暇つぶしのように観ていたら…なに!カサヴェテスの息子が監督!あ、サム<ライトスタッフ>シェパード!あ、ジーナ<グロリア>ローランズ!あ、あ、ジェームズ<ロックフォード>ガーナーじゃないか。なんて懐かしいんだ。俺のオールスターだよ。悪いけど主役のライアン・ゴズリングが霞んでしまう…と言いたいところだけど、さすがゴズリングちゃん。いつものポーカーフ...

    スティーブン・スピルバーグ監督 「レディ・プレイヤー1」(試写・ワーナーブラザーズ試写室)を観て

    小学生の頃、親父の本棚にイラストレーター真鍋博が書いた未来の予想図みたいな本があり、よく取り出しては眺めていた。確かブレードランナーのオープニングみたいなイメージだったと思う。あれから50年近く。今、新宿歌舞伎町あたりの巨大モニターなんかを眺めていると、ふと「ああ、あの本に描いてあったの、こんなカンジだったよな」と思い出すことがある。 近未来、スピルバーグがこの映画に描いたような世界が来るのか。...


  • 2018

    4月

    03

  • 白石和彌監督 「孤狼の血」(有楽町よみうりホール試写)を観て。

    いつでも熱演の役所広司さんなのだが、個人的には「シャブ極道」以来のハマり役にみえた。 白石監督作品、だんだん大手事務所所属俳優の起用が多くなってきたように思う。メインどころは制作側の意見もあるだろうから仕方ないにしても、小劇場で頑張っているけど埋もれていきそうな俳優達をそろそろどんどん起用してもらいたい。初期の若松プロで、状況劇場のスター吉澤健さんが頑張ったように。(まあ、その頃はバジェットが少...


  • 2018

    3月

    19

  • マイケル・グレイシー監督 「グレイテスト・ショーマン」(新宿ピカデリー)を観て。

    3月18日(日)19時半。先週の水曜日、渋谷で夕方から観ようと思ったら満席。そんなに人気があるのかと勝手な期待大で観たのが災いした。楽曲やダンスシーンは目を惹くんだけど、ストーリー展開が凡庸で、途中から飽きてしまう。まあ実話を元にしているから仕方がないこともあるのだろうけど。フリークス達を見世物にし、自我を発憤させるということでは、寺山修司も同じだったじゃないか。それをエンタテイメントに(金儲けと...


  • 2018

    2月

    05

  • 作:北條秀司 「喜劇 有頂天一座」(新橋演舞場)を観て。

    2月4日。あ、北條秀司のホンなんだ。渡辺えりさんとキムラ緑子さんが、ガップリ四つに組んだ喜劇。初演は、水谷八重子御大だったんだ。それも観てみたかったけど、コミカルなところは、えりさんの方が上手いような気がする。小劇場出身の俳優陣がこうやって大舞台で頑張ってると、嬉しいし悔しくも感じる俺。ラストの緑子さんの国定忠治には、泣かされた。最近涙腺弱いなあ。



大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲