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大倉順憲さんの日記

  • 2017

    4月

    20

  • 佐々部清監督 「八重子のハミング」(新宿山野ホール試写)を観て。

    音楽の教師をやっていたという高橋洋子の設定が、亡き実母と重なってのめりこむ。原作は実話なのだろう。こんなにも人は人を愛せるものなのだろうか。今の自分に照らし合わせると、神社の真鏡を見るようでとても恥ずかしい。あの「ガキ帝国」の“あしたのジョー”升毅さんが、ジイサン役をやるようになったのかあ。主要キャスト以外は、地元山口県在住の役者さんだろうか。これにも手作りの愛が感じられて良い。タレントとしての井...


  • 2017

    4月

    16

  • ルパート・サンダース監督 「ゴースト・イン・ザ・シェル」(新宿バルト9)を観て。

    スカーレット・ヨハンソンが動くだけで良い。ありがたや。ありがたや。ご本尊様。ウディ・アレンの「マッチポイント」のエロエロ波状攻撃でやられてから、もうたまらんぜ。また、ジュリエット・ビノシュちゃんが、ええオバハンになっとったなあ。そうか、カラックス「汚れた血」から、もう30年かあ。そらあ老けるわなあ。なんで北野武なんだ。「アウトレイジ」と同じ芝居じゃないか。もうちょっと他に誰かいなかったのかい。桃井...


  • 2017

    4月

    04

  • 作・演出:宅間孝行 「わらいのまち」(東京グローブ座)を観て。 

    セレソンデラックスでやったのを再演らしい。自分のことは棚に上げさせて頂いて…劇団のは観ていないのにシツレイだけど、劇団とプロデュース公演では、かなり違いが出てしまったのではなかろうか。難しいとこだ。小劇場から大劇場進出は喜ばしいことなのだけど。応援したいのだけど。セレソンの舞台は絶賛していたから残念だ。宅間氏の孤軍奮闘の感があった。出演者をイジる座長芝居はほどほどに。作演出・主演のハードルは高すぎ...


  • 2017

    4月

    02

  • デイミアン・チャゼル監督 「ラ・ラ・ランド」(新宿TOHO)を観て。

    「セッション」で圧倒的なリズム感の編集と、演者のハイテンションは、俺好みだった。今回はちょっと賞獲りを狙ってたんじゃないか?…という、いかにもなアメリカンドリーム話。おさまり過ぎかな。ミュージシャンと女優という表現者が持つ、苦悩を描くのは良いのだけど、出来たら何かの答えを聴かせて欲しかった。出来すぎじゃねえか。しかし、ライアン・ゴズリングという役者は奥深いねえ。「ドライブ」の時の延々能面のような表...


  • 2017

    3月

    06

  • 羽住英一郎監督 「劇場版MOZU」(TBS)を観て。

    つまらん。話しがどうなっとんのか、さっぱりわからん。説明台詞やカットが多いのはウンザリなんだが、これじゃあなんのこっちゃわからん。テレビ版は、久々にテンション高いドラマなんで、ちょいちょい観てたんだけど。悪役の若手俳優、皆、顔を引きつらせて大声で「ヒャッ!ヒャッ!」と笑えば「狂気」なのか。画面の隅々までこだわった照明や美術(特にラストカット)は、スタッフの苦労が偲ばれる。やっぱり勝新は天才だったん...


  • 2017

    3月

    05

  • THE COLLECTORS "MARCH OF THE MODS" 30th Anniversary (日本武道館)を観て。

    2017年3月1日(水)。30年という、満を持しての武道館。部屋に居てもソワソワして落ち着かず、開場の1時間程前に武道館に着いてしまう。こんな気持ちになったのは、90年ストーンズ初日以来だ。九段下に降りたら、モスグリーンのモッズ達がウジャウジャいるぞ。おう!なんだかすでに俺はうるうるしちゃってるし。やりましたよね、加藤さん。先日、山手通りでベスパに乗った加藤さんに偶然会い、「来てよね武道館!」「も...

    中村義洋監督 「ポテチ」(MXTV)を観て。

    桜金造さん。いい味出してんだけどなあ。喜劇人として、とても良いカンジで行くと思ってたんだけどなあ。この後に倒れられたのか。どうされてるんだろう。惜しい。喜劇の舞台が出来る数少ないコメディアンなのに。デビュー当時の木村文乃が秀逸。

    小津安二郎監督 「大学は出たけれど」(VHS)を観て。

    大学は出たけれど。か。昭和初期と今でも変わらないじゃないか。ま、俺は大学行ってないけどね。


  • 2017

    2月

    04

  • 作・演出:赤堀雅秋 「世界」(シアターコクーン)を観て。 

    1月24日(火)19時。崩壊寸前の虚構の家族にまつわる人々。それぞれが抱えるストレスと、その解消法ともいえる生きるアイデンティティ。緻密に書かれた複雑なホンと、メリーゴーランドのようなお盆の舞台で、風間杜夫さんが生き生きと演じられているのが、清々しかった。ラストのカラオケの熱唱が救いなのか。今は、このぐらいの結末が良いんだろうけど、俺には物足りなかったなあ。やはり70年代演劇の熱病に、まだ俺は犯さ...


  • 2017

    1月

    03

  • 深田晃司監督 「淵に立つ」(渋谷アップリンク)を観て。

    救いは無いのか、救いは無いのか、救いは無いのか…と自問自答を求められたような後味。 予想に反して「罪と罰」「贖罪」「家族観」「孤独」、そして全体の構成に関しては意外とサッパリと呑みこめたんだが(俺がヒネクレているせいかも知れないが)。特に「家族観」は、小津が描いていた虚無と孤立の家族像に、一番近いんではなかろうか。そこに救いがあったとすれば、古館寛治が心臓マッサージをする場面だ。人は神ではないの...


  • 2016

    11月

    13

  • 劇団扉座第59回公演  「歓喜の歌」(両国 シアターX)を観て。

    11月10日(木) 原作:立川志の輔 脚本・演出:横内謙介 志の輔さんの新作落語を、よくもまあ見事に劇団員にアテガキしたもんだなあ。まるで川島雄三の映画「幕末太陽伝」だ。 地元の素人合唱団員をイジル伴美奈子さん、いつもの中原三千代のオバハン役、コーラスグループキャプテンの高橋真理ちゃん、そして漫画のようなキャラの新人北村由海など、女優陣も安定感があって良い。六角精児と客演の酒井敏也さんが中心と...

    大野真澄ライブ GARO~青春の旅路ACT4(ラ・ドンナ原宿)を観て。

    11月11日(金)セットリスト 1:美しすぎて 2:散歩 3:花の伝説 4:何もかも遠くに 5:遠い春 6:四葉のクローバー 7:学生街の喫茶店 休憩 8:暗い部屋 9:あいつ 10:絵ハガキ 11:涙はいらない 12:ピクニック 13:二人だけの昼下がり 14:大男の歌 15:ピエロの恋歌 16:忘れていたもの 17:個人的メッセージ 18:吟遊...

    劇団 日日刻々旗揚げ公演  「幸福な夢」(明大前キッド・アイラック・アート・ホール)を観て。

    11月12日(土)ソワレ。 キッド・アイラック・ホールが、まだ存在してたとは知らなかった。もう30年ほど前に来た覚えがある。少し移転したようだけど。 開演まで時間があるので煙草を吸いに外に出たら、「槐多」という名のブックカフェが地下に出来てたた。これって村山槐多から取っているんじゃないか。いや、間違いないだろう。あの22才で夭折したクレイジーな画家だ。こりゃまたえげつない名をつけとるのう。 ...


  • 2016

    11月

    10

  • 柏原寛司監督 「キリマンジャロは遠く」(新宿K‘sシネマ)を観て。

    片桐竜次俳優生活45周年記念初主演。初主演かあ。そうかあ。「仁義なき戦い」シリーズにはまった頃、片桐さんがどこに出てくるかワクワクしながら観てたっけ。「狂った野獣」のラストシーン。ヘリコプターの足に捕まって逃走する強盗バスジャック犯。片桐さんノースタントでやってたもんなあ。まあ、主役の渡瀬恒彦さんが、走るバイクからバスに飛び乗るのを、これもノースタンとでやってたからなあ。あの川谷拓三さんが銃撃され...


  • 2016

    11月

    07

  • 劇団BLUESTAXI 「モノイウハナタチ」(中野ザ・ポケット)を観て。

    11月5日(土)ソワレ 今、それに関連する台本を書いているせいかも知れないが、昔の東京キッドブラザースのニオイがする芝居だった。青春の夢、挫折、愛と連帯感。何か懐かしい。一生懸命演技する若手の役者陣に少々気後れと照れを感じるけど、いまどき見ない清々しさを覚えた。テーマとなるバンドナンバーを、ラストに唄うのか唄うのかと最初は期待していたが、あんなに盛り上げられたらさすがに唄えないよなあ。オケじゃ味...



大倉順憲

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大倉順憲